ウルトラピラー工法
セメントミルク杭状地盤補強体を用いた地盤補強工法ウルトラピラー工法は、独自形状の掘削装置で、高品質で安定した補強体を築造できます。
特 徴
原地盤とセメントミルクを攪拌混合しないため、柱状改良工法に比べ品質の安定した補強体が築造でき施工効率が向上します。
壁保護部の上下に設けたオーガーの傾斜が反転した独自形状の掘削装置(以下、“ウルトラピラーヘッド”と称す)を用いることにより、上下のオーガーから移動してきた掘削土を孔壁保護機構で側方に押し付けて孔壁を安定させ、残土もほとん ど発生しません。
従来工法では掘削の際に排土が生じ、搬出や処理に費用が掛かりましたが、ウルトラピラー工法は排土が少なく、環境にも優しい工法です。
施 工 手 順
位置決め
コラム施工位置に掘削機の中心を合わせた後、オーガーの傾斜を調整します。
掘進
所定の深度まで掘進します。この時独自形状の掘削装置“ウルトラピラーヘッド”により孔壁を固め保護します。
セメントミルク吐出後保持
セメントミルクの吐出を行い保持します。
引上
セメントミルクの吐出を行い保持します。
レベル調整
所定の位置にて杭頭のレベルを調整します。
建築技術性能証明を取得
GBRC性能証明 第18-20号
ウルトラピラー工法は(一財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しています。
適用地盤※2 | 先端地盤:砂質土地盤、粘性土地盤 周辺地盤:砂質土地盤、粘性土地盤、腐植土地盤※1 |
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適用構造物 | 1. 下記の①~③の条件を全て満足する建築物 ①地上3階以下 ②高さ13m以下 ③延べ面積1,500㎡以下(ただし平屋に限り3,000㎡以下) 2. 高さ13m以下の看板、高さ5m以下の擁壁等の工作物 |
最大施工長 | 施工地盤面から10m |
設計径 | 設計径200、250、300、340mm |
使用固化材 | 普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、 フライアッシュセメント、高炉セメント、セメント系固化材 |
混和剤 | ウルトラピラー添加剤(ブリーディング抑制剤) |
地盤調査 | スウェーデン式サウンディング試験 |
施工者 | ウルトラピラー工法協会が承認した指定施工会社 |
施工完了証明書 | 物件毎に完了証明書を発行 |